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妊活 ~不妊治療開始 検査~

2022年3月10日

今回はフーナーテストと卵管造影検査の2つのお話しをします。

どちらも不妊治療をスタートした時に初めに行っていく検査です。

 

フーナーテストって?

フーナーテストとは精子と頸管粘液適合検査のことです。

この検査をすることで、タイミング療法を継続するべきか、

ステップアップの参考となります。

 

➀どんな検査?

性交後に膣内に射精された精子の数と動きを調べることで

子宮内に十分な精子が侵入できるかどうかを予測します。

つまり、精子とおりものの相性を見る検査です。

 

②方法は?

排卵日に性交渉を行い、そこから12時間以内に検査します。

方法は頸管粘液(おりもの)を採取して、顕微鏡で確認します。痛みのない検査です。

 

③どんなことが分かるの?

フーナーテストの結果は、頸管粘液内に正常に動いている精子が十分にいると認められた場合は良好(+)、

頸管粘液良好かつ、頸管粘液内に正常に動いている精子が認められない場合は不良(-)

フーナーテストの結果が不良の場合は、一回の検査では判断できないため再検査を行います。

再検を数回行っても不良の結果が続く場合はAIHにステップアップする事をお勧めします。

また、その際は抗精子抗体を検査し、AIHが適応かどうか調べていきます。

 

卵管造影

卵管に造影剤を流し、エコーで卵管の通りが良好かどうかみます。

また、検査をすることで卵管の通りをより良くするお掃除の効果もあります。

卵管造影後6カ月は妊娠率が高くなる事が知られてます。

 

➀卵管造影前検査

クラミジア抗体の検査が必須となります。

もしクラミジアに感染したまま、卵管造影を行ってしまうと、

クラミジアがお腹にも広がり腹膜炎などの恐れがあります。

 

②どんな検査?

月経直後に行う検査です。

当院では、膣から造影剤を子宮内に流し、膣からエコーで卵管の通りをみていきます。

基本的に痛みの少ない検査ですが、詰まっていたり、狭かったりすると痛みが出ます。

★当院では放射線を使用しませんので被爆の心配はありません。

 

それぞれの最適な時期に合わせ、検査を行わせていただきます。

ご不明な点等ございましたら、ご相談ください