二段階胚移植
1. 治療について
2段階移植とは、初期胚(2-3日目の胚)と胚盤胞(5-6日目の胚)を同一移植周期において時期をずらして、2段階に分けて移植する方法です。1段階目の初期胚移植が、胚の伝達シグナルを子宮に届け、より着床しやすい状態へと促します。
次に2段階目の胚盤胞移植で、着床しやすくなった子宮に胚を移植する方法となります。2段階胚移植は、SEET法(培養液を胚盤胞移植2-3日前に注入する方法)とは異なり、初期胚自身も胎児へと成長できる能力をもっているので、妊娠率は高くなります。同様の理由で、多胎妊娠になる可能性もあります。
2. 方法
新鮮胚移植の場合
採卵日(0日目)から2-3日目に初期胚を移植(自費)
凍結融解胚移植の場合
黄体ホルモン開始日(0日目)から2-3日目に初期胚を移植(自費)
3. 費用
新鮮胚移植 | ¥55,000(自費) |
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凍結融解胚移植 | ¥99,000(自費) |
4. リスク
・処置により、出血・腹痛・感染のリスクがあります。
*生殖補助医療のすべてを自費診療で行っている方は、料金形態が異なります。
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