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着床の窓 ERA検査 

2022年1月12日

今日は子宮内膜にポイントを当てた検査についてご紹介していきます

 

★子宮内膜着床能(ERA:Endometrial Receptivity Analysis)ってどんな検査?

子宮内膜には受精卵の着床に最適な時期<着床の窓(WOI:Window Of Inplantation)>を特定し、

最適な移植のタイミングを特定する検査です。

 

着床の窓には個人差があり、時期が早い、遅い、短い、長いといった違いが見られます

約30%の女性は一般的な女性の着床の窓がずれてるといわれています。

着床の窓がずれている(着床の準備が整っていない)時に胚移植を行うと、

例え健康な胚でも着床不全になってしまうことがあります

 

メリットとして胚移植での妊娠率が約25%上昇すると言われています

ERA検査の結果に従って胚移植を行った患者様の方が、行っていない患者様よりも妊娠率が高くなるという報告があり、

10人中7人の方が1年後に出産したと報告があります

 

 

★どうやって検査していくの?

ホルモン補充周期と同じ薬を同じスケジュールで使用します。

※この周期に移植は行えません

 

➀月経1~3日目から子宮内膜を厚くする卵胞ホルモン(エストロゲン)を開始

②月経12~16日ごろに採血でホルモン値をチェック、エコーにて内膜の厚さを測定

③黄体ホルモン(プロゲステロン)を開始してから5日後に子宮内膜組織を採取します(5分程度)

④検体は海外にて検査します、結果に3週程度かかります

 

 

★結果は?今後どうやって活用していくの?

12時間単位でズレを特定できます

検査結果で推奨された時期に従い、移植の時間をずらしたり黄体ホルモンの開始日をずらすことで、

最適な時期での胚移植を行うようにしていきます。

大きな体重変動がない限り、3年程度は着床の窓が変わることはないとされています

 

胚移植を行っても妊娠に繋がらない方是非ご相談下さい