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子宮内フローラ検査  ~私の子宮の中は妊娠しにくいの?~

2022年1月11日

★最近よく聞く「子宮環境改善」という言葉

子宮環境というと、内膜の厚さをイメージされる方が多いかもしれません。

実は良い子宮環境には内膜の状態だけではなく、子宮内の菌のバランスも大事なんです

 

ところで、子宮と膣にはたくさんの菌が住んでいるのをご存じですか?

膣の菌といえばカンジダ菌が有名ですね。あの菌は増えると、とってもかゆくなる良くない菌です。

子宮内にある悪玉菌は細菌性膣症や子宮内膜炎の原因になると言われているのです

 

子宮内には他にも数多くの菌が共存しており、

妊娠には子宮内の善玉菌と悪玉菌のバランスが大事といわれています。

そんな菌たちを調べる検査が・・・子宮内フローラ検査です。

 

★子宮内フローラ検査って?

子宮内の細菌を調べる検査は他にもありましたが、子宮内フローラ検査では細菌のDNAを分析することで

より詳細に確実に1回で調べることができます。

子宮内フローラ検査では、子宮内の菌のバランスだけでなく、

見つかった悪玉菌の種類に合わせた治療方法もわかります。

 

 

★ラクトバチルス菌

子宮内の善玉菌の中でも、ラクトバチルス菌の存在が重要です。

ラクトバチルス菌が少ないと、子宮内に病原性の菌が入り込んでしまい、

菌を排除しようと子宮内膜での免疫が活性化し、

受精卵の着床まで妨げる恐れがあります

フローラ検査を受けた方々の結果から、ラクトバチルス菌つまりは、

善玉菌が少ない方は体外受精による妊娠率が低く、流産率が高いと報告されています

体外受精治療中のフローラ検査を受けた方々の報告では

子宮内のラクトバチルス90%以上の場合の妊娠率は70.6%。90%以下の場合は58.8%

と、ラクトバチルスが少ない場合は妊娠率が約半分も下がり

更に、生児獲得率は90%以上の場合は33.3% 90%以下の場合は6.7%

ラクトバチルスが少ない場合は1/10と下がることが報告されています

 

子宮内フローラを整え、妊娠・出産しやすい体を作っていくことが大切です。

 

★ラクトバチルスが少ない場合は?

抗生剤治療やサプリメントで治療していきます。

 

この検査は自費診療となります。

ご興味ある方は、ご相談にいらして下さい