PICSIについて
2022年7月7日
今回は先進医療にも認定されている
PICSIについてご紹介します
PICSIは通常の顕微授精に加え、ヒアルロン酸に結合する精子を選別することで、
より成熟した精子を選ぶことが可能です。
卵子の表面はヒアルロン酸に覆われています。
成熟した精子はヒアルロン酸への結合能力が高く、
DNAダメージを受けにくいことが明らかになっています
PICSIによって異数性胚の発生率が下がり、良好胚盤胞率の向上や流産率の低下が報告されています。
PICSIの手技は、通常の顕微授精に加え、SpermSlowというヒアルロン酸を高濃度に含んだ試薬を使用して精子を選別します。
図のように通常の精子選別用培養液(PVP)とSpermSlowをつなげたドロップを作成します。
PVPに精子を浮遊させ、そこからSpermSlowへ流れていく過程で、
PVPとSpermSlowの境界面で止まっている精子をヒアルロン酸に付着した精子と判断し、
その中でも形態良好な精子を選別します。
このようにPICSIは比較的簡便に実施でき、卵にも負担なく行えます。
先進医療のため保険診療でも実施可能です。
顕微授精される方は、是非ご検討ください
-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00 〜12:00 |
○ | ○ ※ |
○ | ○ ※ |
○ | ○ | ※※ |
15:00 〜19:00 |
○ | ○ ※ |
○ | ○ ※ |
○ | ▲ | × |
※火曜日と木曜日の診療時間が変更となります。
午前 09:00~11:00
午後 14:00~17:00
火曜日と木曜日は一時的に最終受付が17:00までとなっております。
※※日・祝日は医師が来院を必要と判断した方のみ。
※※日曜・祝日は基本的に休診となります。
*当院では小さなお子様を連れてのご来院はご遠慮いただいております。
- 《感染防止にご協力お願いいたします》
-
当院の患者様の中には、抵抗力が弱っていて、病気などに感染しやすい妊婦さんなども受診されます。そのため、
- 発熱、嘔吐、下痢などの症状や、インフルエンザ、ノロウイルスの方
- はしか、みずぼうそう、風疹、おたふく、りんご病などの伝染性疾患がある方
など、感染されている方はもちろん、疑いがある方もご遠慮いただいております。
直近で感染され、治癒後当院に受診希望のかたは、主治医より治癒証明を記入して頂いてからのご受診をお願い致します。『現在も日本では水際対策として、海外から日本へ来られた方は、自宅等において14日間の待機を要請されております。必ず自宅等の隔離14日間を行った後に当院のご予約をお願い致します。また、PCR結果もご持参ください。』