PRP療法
2022年1月7日
PRP療法っていったいなんぞや?
PRP : Platelet Rich Plasma (多血小板血漿)
がフルネームです。
【PRPの採取方法】
採血した後に遠心分離して血液の成分(赤血球・白血球・血漿など)を分けることによって血小板の豊富な分画をゲットします。
【PRPに含まれる主な成分】
・血小板由来成長因子(PGDF-AA PGDF-AB PGDF-BB)
➡細胞の複製を刺激する。血管形成・上皮形成・肉芽組織形成を促進する。
・形質転換成長因子(TGF-β1 TGF-β2)
➡細胞外マトリクス形成を促進する。骨細胞の代謝を調整する。
・血管内皮成長因子(VEGF)
➡血管形成を促進する。
・繊維芽細胞増殖因子(FGF)
➡内皮細胞および繊維芽細胞の増殖を促進する
PRP療法は1番最初2015年に中国が子宮内膜発育促進作用について報告しました。それからちょこちょこその有効性が報告されてきております。
まだ日本では数件のクリニックでしか行われておりませんが、PRPは今後の生殖医療において重要な位置をしめる可能性があります。
当院もすでに子宮内膜PRP療法、卵巣PRP療法を行っております。印象としては効果ありと思います。結果が出次第ご報告したいと思います。