不妊の原因
お子さんが出来にくい原因には次のようにいろいろあります。はっきりした原因がある場合はこれに対応する必要があります。一方で、原因がはっきりしない場合も多いということを忘れてはなりません。多くの方は年齢が高めというだけで、これといった原因が挙げられないという場合が多いのが現状です(機能性不妊)
原因が特定できる場合(原因として考えられるものがある場合)
不妊症の原因はひとつの因子よりも複数の因子を同時に抱える人のほうが多いのが現状です。一方、原因不明のまま治療を行なっている人も数多くいます。その原因をグループ化すると、排卵因子、卵管因子、着床因子、頸管因子、男性側のはなしに分けられます。
排卵因子
- 中枢性の排卵障害:視床下部・下垂体性排卵障害
- 卵巣機能低下
- 多嚢胞性卵巣症候群(POCS)
- 黄体機能不全
- 黄体化非破裂卵胞(LUF)
- 高プロラクチン血症
卵管因子
- クラミジア感染症
- 子宮内膜症
着床因子
- 子宮筋腫
- 子宮腺筋症
- 子宮内膜ポリープ
- 子宮奇形
- 黄体機能不全
- 子宮内膜癒着
頸管因子
- 頸管粘液不全
- 抗精子抗体
原因が特定できない場合
- 機能性不妊
男性側のはなし
- 精液検査
- 精巣での精子形成障害
- 精子機能障害
- 射精(逆行性射精を含む)または勃起障害(ED)