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お知らせ

2020.11.17 PRP(多血小板血漿)療法について

PRP(多血小板血漿)療法とは、患者様の血液から抽出した高濃度の血小板を子宮内に注入する方法です。PRPの成分には、血小板由来増殖因子、トランスフォーミング増殖因子β、血管内皮増殖因子、および上皮増殖因子などが含まれています。このような成分因子は、創傷治癒および組織の成長を促進することが期待されます。
不妊治療での効果は、子宮内膜における細胞増殖、血管新生を良好にすることで、胚着床率の改善や妊娠維持が期待できます。例えば、子宮内膜が十分に厚くなるよう、ホルモン補充を行っていてもなかなか子宮内膜が厚くならない方は、PRP(多血小板血漿)注入を行うことで、子宮内膜が厚くなる可能性があります。
また、PRP(多血小板血漿)は子宮内の血流を増加させることで、現在反復着床不全(RIF)の要因とされている子宮内膜炎を緩和することも示唆されています。
 
当院が使用する予定になっているPRPキットは、外因性添加物を含有していないため、完全自己血液由来のPRP治療が可能となるため、抗凝固剤による血小板の活性化抑制、アレルギー反応の軽減が期待できます。また、少量の採血量で十分な血小板成長因子を含む濃縮型PRPの作成が可能となり、新鮮なPRPを採血したその日に子宮内へ注入することができます。

現在厚生省「再生医療委員会」へ申請を行っている状況です。
施設認定され次第、再度お知らせさせて頂きます。