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検査について

特殊検査について

子宮内エンドトキシン検査

グラム陰性桿菌という細菌の細胞膜成分が「毒素」として子宮内に残ってしまうと、受精 卵(胚)が死滅してしまう可能性が高くなります。つまりその状態で移植しても着床しにくいということです。
月経血が一番多い日に、子宮内(または子宮内+膣内)の月経血を採取して検査します。


慢性子宮内膜炎検査(CD138陽性子宮内膜炎)

慢性子宮内膜炎は、細菌感染等による子宮内膜間質への形質細胞(CD 138陽性細胞) の浸潤を特徴とした疾患です。慢性子宮内膜炎の原因は、細菌感染の可能性があるため、子宮内膜基底層に形質細胞が複数存在することが確認できれば、細菌感染によって内膜が炎症を起こしていることが分かります。
月経終了後〜排卵日前までに、診察にて、子宮内膜を採取します。


ERA検査(子宮内膜着床能検査)

良質な受精卵を複数回移植しても妊娠に至らない場合に行う検査です。この場合、子宮内膜の着床の窓(WOI)*1が一致していない可能性があります。子宮内膜に受精卵が着床できる時間や時期は個人差があり、適切な時期に移植することにより妊娠が可能になるのでいないかというものです。
ホルモン補充周期と自然周期があり、子宮内膜を採取します。


EMMA検査(子宮内膜マイクロバイオーム検査)

EMMA(子宮内膜マイクロバイオーム)検査は、子宮内膜の乳酸菌の割合を調べます。つまり子宮の細菌環境が胚移植に最適な状態であるかどうかを判定することができます。
ホルモン補充周期と自然周期があり、子宮内膜を採取します。


自費診療の検査について

ERPeakSM子宮内膜胚受容期検査

体外受精サイクルの中において、胚移植に最も適した時期を特定する遺伝子検査です。患者様の着床の窓(WOI)*1のタイミングを確認し、患者様ごとの適切な胚移植タイミングを知ることが可能になります。
体外受精サイクル時に、子宮内膜の組織を採取し、子宮内膜の着床能を分析します。


子宮内フローラ検査

膣や子宮内にも腸内フローラと同様に多種類の細菌が多数存在します。子宮内の環境 (子宮内フローラ)は、妊娠・出産に影響があることがわかってきています。
この子宮内の環境(子宮内フローラ)を調べる検査です。
月経直後の高温期の安定している時期に、診察にて、子宮内膜を採取します。

*1 子宮内膜が胚の着床を受けられる状態(すなわち受容期)にある短い期間のこと


PRP(多血小板血漿)療法

患者様の血液から抽出した高濃度の血小板 (platelet-rich plasma:PRP)を子宮内に注入する方法です。卵子の少ない方、また卵巣機能が著しく低下している方に対する治療法の選択肢の一つとしての自己多血小板血漿(PRP)による再生医療です。

①子宮内膜へのPRP療法
子宮内膜における細胞増殖、血管新生を良好にすることで、胚着床率の改善や妊娠維持が期待できます。ホルモン補充移植周期の中で、月経10日目、12日目にRRPを注入します。

②卵巣へのPRP療法
卵巣に直接PRP注入を行うことで、卵胞周囲の血管新生が促進されることにより、卵巣機能が改善されることが期待できます。月経終了から月経10日目の間に1回目のPRPを卵巣内に注入します。